2008-11-11

_ 第92回カーネル読書会の資料

発表に使った資料(PDF、540KB) をアップロードしておきました。 よしおかさん、後よろしくお願いします。

発表の感想を少し。 えー、まず、宣言通り、ピザがやって来てもお構いなしに話し続けまして、 結局2時間半ぐらい、ぶっ通しだったと思います。 腹を空かせて疲れてしまった皆様、ご苦労様でした。 気長に付き合っていただいて感謝しております。 正直、途中で食べ始める人の一人や二人はいるんじゃないかと想像していたのですが、みんな礼儀正しく育てられているようで(笑)、 全然そういう人はいませんでした。 私が聞いている側だったら、絶対食べ始めていたと思います。

カーネル読書会に参加させていただいたのはこれが初めてだったのですが、一言でいって、とても素晴らしい集まりだと思いました。 ヨーロッパに行ってから、 FOSDEM という猛烈に素晴らしいイベントに出会い、 ずっと「こういうイベントが日本にもあったらいいのに」と感じていましたが、カーネル読書会は「縮小版FOSDEM」と呼んでもいいノリがあります。

FOSDEMは完全ボランティア・ベースでありながら、数日にわたって、何万人もの「マニアな人々」を集客するという、特大イベントです。 開発者寄りのボランティア・イベントで、これより大きいイベントは、世界中見回しても、全くないと思います。

それに対し、カーネル読書会は、数時間、数十人の規模と、サイズはずっと小さいものの、そこには同じ空気が存在するように感じました。 作っている人、強い関心を抱いている人が集まり、フリーソフトウェア開発の話題に夢中になれる場所でした。 GRUBの中身に本気で興味を持つ人が一体世界にどれだけいるでしょうか。 せいぜい数千人ぐらいの規模ではないでしょうか。 それにもかかわらず、日本だけで50人もの人々が熱心に聞いて、質問してれるなんて、こんな貴重な機会はそうそう得られるものではありません。

ちなみに、先日宮原さんにお会いしたときにも「是非OSCをFOSDEM並のイベントにしてください!」とお願いしてましたが、 本当に、是非、是非。

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