Cloud computingという新しいbuzzwordを誰かが思いついて、しばらく時間が経ちました。 どの辺がいかにもbuzzwordなのかというと、誰もクラウドって何?というのを説明できなかったところを見ると明らかです。 しかし、buzzwordにもbuzzwordなりの効力というものがありまして、 マーケットはそれに合わせて動くわけです。 その結果、需要も動いたり動かなかったりして、それなりに技術の進展にも影響を与えます。
そんなこんなで、後付けで意味が定義されたクラウドコンピューティングなんですが、 英語版WikipediaのCloud computing によると、Gartnerは次のように定義したそうです。
やっぱり何だかよくわかりませんが、クラウドは次の三つに大別できる(あるいは、組み合わせる)そうです。
何だ、結局今までもあったものを言葉変えただけかよ!って思うわけですが、実際的に今注目されているのは、IaaSとPaaSです。 SaaSは、マッシュアップという別のbuzzwordに引きずられて、 それなりには流行ったんですが、アプリケーションをごっそり変えることはできないんで、開発者にはあんまり面白くないので、当然といえば当然です。
さて、現在特に有名なのは、IaaSではAmazon EC2やSun Cloud、PaaSではGoogle App EngineやAzureあたりだと思います。 しかし、 Wikipediaにも書いているように、 クラウドには危険性や問題点もいろいろあります。 特に、データのコントロールを失うことは、企業にとって、かなり大きな賭けと言ってよいでしょう。
そうした問題に対処するため、やろうと思えば他のところに引っ越す、いざとなれば自分のところでもできる、という自由度が求められます。 そのため、クラウドコンピューティングを実現するためのソフトウェアにも、オープンソースなものが段々増えてきました。 以下、私が知っているものを列挙しておきます。
他にもあるんだと思うのですが、私の知識はこの程度です。 それ以外の情報があれば教えてください。