2003-10-15

_ファイルシステム

Linuxのファイルシステムとファイルの概要 を眺めていて思ったことですが、 こういう記事では決して書かれないことがあるなあってこと。 多分知らないか、興味がないか、だと思うんですけど。

例えば、XFSには、 どう考えてもIBM PCの慣習をろくに理解していない 人が移植したとかしか思えない欠陥があります。 パーティションの最初のセクタをXFS自身の用途に使い過ぎで、 ブートローダをパーティションにインストールできないんですね。 これをGRUBのバグだと報告してくる人が後を絶たないのですが、 いちいち説明したくないので、 XFS側が何とかしてくれと言いたいところです。

それから、ReiserFSのtailオプションはブートローダには 厳しいのです。LILOは汚いので、ReiserFSに特化したコードで 適当に誤魔化しているみたいですが、 GRUBではStage 1.5を使うか、運に頼るしか手がありません。 最初のセクタさえちゃんとアラインされていれば大丈夫な ように改造しようかと思ったことがあったんですが、 結局やれてないですねー。

あるext3復旧レポート なんかを読むと、ますます強く感じることですが、 ext3は駄目です。 遅いし、noflushdは効かなくなるし、 ぶっ壊れることが非常に多いです。 落ちてしまった時に、ジャーナリングに任せて復旧させると、 かなりの確率で、余計に破壊されてしまうことがあるようです。 じゃ、全然ジャーナリングの意味ないじゃん! 自分はもう3、4回はやられました。 ext3使うぐらいなら、ext2使う方がよっぽどましです。 (と言いつつ、今使っているマシンはext3ですが。 自分でインストールしなかったので、 自分で選んだわけじゃないです。)

JFSは知りません。 一度も使っているところを見たことがありません。 XFSのような欠陥がないことを祈ってます。

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