2005-03-11

_ gnuplot

極稀に、データをプロットしたいことがあります。 特に、ヒストグラムを可視化する必要性に駆られる事がままあります。 そういう時、 あいもかわらずgnuplotを使っている自分に気づきます。 何とかならないものでしょうかね。

以前もうちょっとお手軽に使い易いものはないかと探した事があるのですが、 結局CSVのような羅列データから、ちょろっとプロットしたい場合、 gnuplotに匹敵するものは見付かりませんでした。 表計算と組になっているようなやつは、 大体において、表計算ソフトの不便さに足を引っ張られるようで、 いまいち使いやすいと感じられません。 だからと言って、ちょっとデータを見たいというだけのことで、 Rを使うのはまさに「鶏頭を割くに牛刀をもってする」というやつで、 何だかなあ、と。

gnuplotの欠点は所詮CUIなので、 ずずっとX軸を縮めるとか、 ラベルをおりゃっと変更するとか、 そういうのが手間なんですよね。 一つ前の表示に戻る、とかも困難ですし。

確かgnuplotのフロントエンドみたいなのもあったと思うんですが、 ああいうのって使い易いのかな?

_ 言い訳

今日少し会社で話していた事ですが、 フリーソフトウェア・プロジェクトに参加していないことの言い訳についてです。

私が応募者に必ず尋ねる質問の一つに、 「フリーソフトウェア・プロジェクトに参加したことがありますか」 というのがあります。 「ない」というのが大多数で、 決まって 「時間がないので」と言います。

応募者はほぼ学生なんですが、 これは絶対に言い訳でしかありません。 学生より暇な人種がこの地上に一体どれぐらい存在するでしょう。 社会人で昼間ばりばり働いているのに、 精力的に活動している人はたくさんいます。 私もやってますしね。 フランスにはいわゆる勤労学生という類の人は滅多にいないので、 私より忙しいとは到底考えられません。

じゃあ、本当のところ何なのかと言うと、 単なる意志の欠如だ、と話していたのです。 かなり高い確率でそうだと私は信じていますが、 一方で新たな疑問というか、納得しきれないところもあります。

そりゃ、フリーソフトウェアなんて知らないとか、 さっぱり関心がないとかなら、頷けます。 しかし、うちに来るような人間はフリーソフトウェアに関わりたいと思っている人間ですから、 なぜ自発的にはやらないのか不思議で仕方がありません。

フリーソフトウェア・プロジェクトの多くは、 必ずしも非常に優秀な人材を欲しているわけではないし、 資格も入場料もないわけですから、 入れないわけがありません。 しかも、情報系の学生にとっては、 自分の技術を磨いたり、 自分の能力を証明するに、 全く最適だと思うんですよね。 グループワークの体験にもなるし、 自分と似たような興味を持つ人間と知り合うきっかけにもなります。

つまるところ、エネルギーの問題なんですかね。 電気とかじゃなくて、人間の持つ精神的活力というやつ。 実際、長期的に活動している人って、 みんなエネルギッシュだもんなあ (私自身は疲れ気味にしか見えないかもしれませんが)。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
_ shige (2005-03-16 06:41)

既存のソフトで満足していて特に作りたいソフトがないから、とか?

_ i (2005-03-16 23:44)

フリーソフトウェア・プロジェクトに夢や希望がないから、でしょ

_ qync (2005-03-17 07:36)

ネット世界が縦横に分断されて、フリーソフトが目の前でみるみる形作られてゆくところを見たことがないから、とか。

_ no. (2005-03-19 16:17)

最近たしかに言い訳する若い衆が増えてるような気がします。<br>モチベーションの度合いなんだろうなと思いますけど、それにしても「時間がない」は「自分の中での優先順位が相当に低い」と読み替えられますね。

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