2005-03-16

_徹夜

昨日徹夜だったので、異常に怠い...と感じてたら、 今日はダウンしてしまいました。 年々徹夜に耐えられない肉体へと老化していくのがひしひしと感じられます。 三徹だってできた十代のころが懐かしくなります、 と言いたいところですが、昔から睡眠不足には耐えられなかった気もします。

しかしこの手の衰えは、実は老化じゃないんですよね。 単なる運動不足による体力の低下。 大人になると、体育もスポーツ実習もなくなってしまいますんで、 大抵の人は確実に体力を失って行くでしょう。 やっぱり害にならない程度には運動しなくちゃいけないですな。

_フリーソフトウェア・プロジェクトへの参加 - *反応リンク集

意外と反応があって少々驚いてますが、 一般的な話に流れているものが多いようですね。 私の考えは bmblog: オープンソースに参加しない理由 のコメントにmatzさんが代弁してくださっています。

企業における面接という視点では、 たださんの御意見 が興味深いです。 私が書いた「フリーソフトウェア・プロジェクトに参加したことがありますか」という質問はあくまで必ずする質問の一つに過ぎず、 実際にはもっとたくさん質問します。 一応私もプロなんで(笑)、手の裡を全てfree(free in free beer)で見せる気はありませんが。

私がこの質問を行う意図は、 うちの会社の方針、うちの会社が現在必要と考える人材、 という観点から、適切だろうと思います。 どっちかと言うと、 この質問から導かれる応募者の反応(感情の動き)の方に意味があります。 答えの内容そのものよりも。

結局うちも営利企業ですから、 やっていないと答えたから雇わないとか、 やっていると答えたから雇うとか、 そんな単純な話じゃありません。 雇うかどうかは、 その人間を雇う事が会社に利するかどうか、で決めなければなりません。

ここで小咄を一つ。 実際にあった話で、その経営者と親しい間柄なので、 細かいことは書きません。

とある企業がLinuxのインテグレーションを専門とした業務を行っていました。 この企業は地元密着型で、 サーバのみならず、可能であれば、 デスクトップを含めたLinuxへの移行、導入を行いました。 顧客には、インストレーションだけでなく、 ユーザのトレーニングやコンサルティング等のサービスを提供しました。

この事業は大変に成功し、その会社はみるみる成長しました。 やがて、社員全員が知合いでないぐらいの規模に膨らみました。 当然、技術者だけでなく、営業部門の人員も増えました。

そんなある日のこと。 あるお客さんのところで営業担当がプレゼンを披露することになりました。 このお客さんはそれなりの規模の会社で、 Windowsからの脱却を考慮していました。

さて、プロジェクタにコンピュータを接続し、 営業マンがプレゼンを開始しました。 すると、お客さんが質問しました。

それ、Windowsじゃないの?

営業マンは答えました。

はい、我々のプレゼンにPowerPointは不可欠です。

その結果、このお客さんとの契約がどうなったかは御想像にお任せします。

ところで、 「参加」という言葉を狭義に捉えている人が多いみたいですけど、 私はもっと広い意味で使ってます。 コードを書くのはプロジェクトの一部でしかありません。 ドキュメントを書くのも一部。 公式サイトを管理するのも一部。

そして、私は「既存の」プロジェクトへの参加を問うているわけではないので、 自分で立ち上げても「参加」には違いありません。

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_ 法律厨に起こった出来事:追記 (2005-03-19 17:54)

http://enbug.tdiary.net/20050316.html#p02 >そして、私は「既存の」プロジェクトへの参加を問うているわけではないので、自分で立ち上げても「参加」には違いありません。 なるほど、こういう考え方もあるのですね。参加という言葉よりも関与と言った方が適切なよう..