2006-12-07

_ パプリカ

現在こっちでは上映中で、友達に誘われて、一緒に観に行ってみた。 原作から、エロをかなり抜いて、意味不明な発散を抜いて、 二時間にまとめてみたら、こうなりました、という感じか。 まとまりの良さという意味で、映画の方が完成度が高いように思った。 疑心暗鬼に駆られながらも、打つ手のない焦燥感、 みたいな感覚が失われているのは残念だが、 その分テンポは良くなっている。

しかし、外国人に対する説明が欠如しているので、 果たしてどこまで日本人の感覚を理解できるのだろうと少し心配した。 例えば、古典的な日本人形に想起される、 もやもやとした秘かな恐怖感みたいなのは、 外国人には理解しづらいのではないかなあ。

_ LinuxBIOS ready to go mainstream

LinuxBIOSが結構進んできてますよ、というお話。 個人的には、Yet Another Firmwareってところが若干気にくわないLinuxBIOSなのだけれど、 こういう部分にも自由なソフトウェアで対応できるようになりつつのあるのは、 非常に好ましいことだと思う。 また別のファームウェアに対応させるのは気が進まないので、 出来ればOpenBIOSとの組合せで攻めてほしいようにも思うのだけど、 いつかはGRUBを直接対応させた方が良いのだろう。

実のところ、Goole Summer of Codeのときに、 OLPCの評価ボードをくれるという話があって、 そのときGRUBの移植用にくれると嬉しいとは言ってみた。 しかし希望者が多いようだったし、 GRUBがOLPCにとって、 それほど優先度が高いプロジェクトだとも思えなかったので、 私は遠慮することにしたのであった。 qemuでLinuxBIOSを動かすとかは出来るみたいだから、 実機がなくても出来なくはないのだし、 機会があればやってみようと思う。

でもその前に溜っているパッチを片付けた方がいいなあ。 特にIA-64パッチは早目に入れておきたいのだが、 あれに全部目を通すのは時間がかかりそうだ...

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