2007-03-19

_ chéquier

小切手が残り少なくなってきたので、新しいのを頼んでおきました。 最近はネットで済むので楽。

_ お別れ会

復帰初日で、今日はKのお別れ。 アイスランド土産の Brennivín を持参していったので、ちょうどよかったけれど、飲み過ぎた。 Champagne をごくごく飲むのはやめるべきだな。>自分

_ 未来を創るエンジニアを育てた「SF」の魅力

言及されているのはほとんど映画ばかりですが、 個人的には小説の方が好きですね。 SFで表現したい世界を映像化するのは至難の技ですから、 映画だと常に不満が残ってしまう気がします。 適度な時間で映像的に表現しないといけないので、説明不足に陥りやすく、 どうしても世界が薄っぺらくなりがちですし。

遊星からの物体X 遊星からの物体X

あえて映画で一作あげるとしたら、「遊星からの物体X」ですかねえ。 よくできた映画です。

影が行く—ホラーSF傑作選 影が行く—ホラーSF傑作選

でもやっぱり原作(「影が行く」)を超えてはいないと思うのですよ。 ラストシーンのオチのつけ方で好みが分かれるのかもしれませんけど、 原作の方が話の展開のスピード感がよかったような記憶があります。 読んだのが随分前なので、ちゃんと覚えてないですけど。

高い城の男 高い城の男

そう言えば、昔聞いた話では、SFを敬遠してきた人に勧めるとよいSF入門の書はディックの「高い城の男」なんだとか。 純粋文学好きには結構効果があるらしいです。

でも個人的には「高い城の男」は駄作だと思うんですよね。 長い話がだらだら続くだけって感じで。

流れよわが涙、と警官は言った 流れよわが涙、と警官は言った

同じディックなら、「流れよわが涙、と警官は言った」の方がいいんじゃないかなあ。 こいつはすごい傑作で、完成度が高く、はちゃめちゃにならない小説を好む人には向いていると思うんですね。 でもガジェットの使い方がやっぱりSF好き向けなのかなあ。

スキャナー・ダークリー スキャナー・ダークリー

さらに、そう言えば、「The Scanner Darkly」の新訳が出ているみたいですけど、どうなんでしょうねえ。 山形浩生訳の「暗闇のスキャナー」も悪くなかったけれど、 私は浅倉久志の翻訳が好きなんですよね。 浅倉 久志さんって、かなりお年を召されていると思うんですけど、 息が長いですねえ。 やっぱり人間、これぐらい長く精力的に活動したいものです。

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