個人的にはすごく嬉しいです。
エンジニアが読むべき書籍を三冊挙げるとしたら、何ですか?と尋ねられて、 せっかくなので、こっちにも書いておきます。 まず第一に、相手によって、私は返事を変えます。 相手が求めているもの、欠けているもの、すでに持っているもの、 そういったことが人それぞれ異なっているからです。 そこで、とりあえずこれぐらいの内容は抑えておいてほしい、という意味合いで挙げます。
構造化コンピュータ構成ハードウェアの基本的な構造を理解するという意味で。 「パタヘネ」を勧める人も多いようですが、私自身はこっちしか読んでないので。
モダン オペレーティング システムまたまたタネンバウム先生ですが、 OSの基礎を理解するという意味で。 ちなみに、私は昔の版である「OSの基礎と応用」を読んだ人間なので、 新しい版がどんな具合なのかは実はよく知りません。 多分基本的な構成は変わってないのだろうと。
Universal Principles of Designコンピュータ専門の書籍ではありませんが、 一般的な、デザインに対する考え方を習得するという意味で。 和訳はないみたいですが、かなり読みやすい書籍です。
私の発想は、大抵のエンジニアは中間部分、 すでに完成しているハードウェアやOSの上で、 ある程度コンサルタント等が定めた設計方針に基づいて、 お仕事をするケースがとても多いと思うのですが、 下と上も理解していた方が幅が広がり、 できることがずっと増えるんだ、ということです。 確かに、直結する結果が生まれる機会はそれほどないかもしれませんが、 非常に間接的な、抽象的な感覚で役に立つことはあるに違いないし、 本当に困ったことが起きたとき、手が出せるかどうか、大きく左右される部分だと思うのです。