2005-04-30

_校正終了

フランス語から英語への翻訳の校正、 というより、 かなり元が酷かったので、ほとんど翻訳し直しになってしまいましたが、 ようやく終了。 疲れた。

フランス語の翻訳はこれが初めてですが、 まあ、それなりにフランス語の勉強にはなりました。

しかし、翻訳作業の度に痛感することですが、 翻訳というのはある言語をただ読み書きするのとは異なる技能だということ。 元の言語にある程度つられてしまうことは別にして、 翻訳というのはただ別の言語にするということではなくて、 ある意味、創作活動に等しいと思います。 絶対にオリジナルと等価にはなり得ないので、 翻訳者の解釈、嗜好、表現手段などが混じり合います。 翻訳者たる者、いかに元の文章のニュアンスを別の言語で再現するかに骨を折るべきですが、 どうしたって限界があるわけですね。

私の場合、翻訳するのは技術関連文書ばかりですけど、 それでも難しいものです。 これがもっと感情の入った文章だったら、 どんなに大変なことでしょう。 立派な訳書を記されている方々には頭が下がるばかりです。

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