とうとう九月になりました。 確実に気温が低下して、悪い天候が続いておりますが、 もうすぐ日本に脱出できるので、 せめて残暑ぐらいは味わえるものと期待しています。
さて、そろそろこちらでも告知したいと思うのですが、 来る9月14日に産総研秋葉原サイトにて、 オープンソースERP「ERP5」によるビジネスとテクノロジー と題して、 ERP5 に関する 発表 を行わせていただきます。
基本的には、 経営管理をよく御存知ない方でも、 コンピュータに関する一般的な知識があれば、 理解できる内容を目指しています。 ただ、それだけだと技術者の方には満足いただけないと思いますので、 後半では技術的な側面に焦点を当て、 CMSとERPの違い、WebサイトとWebアプリケーションの違いを含めて、 少し突っ込んだ話題を提供したいと思います。 発表後にはより深く理解したいという方がいらっしゃれば、 実際の動作を御覧いただくことを考えております。
対象としては、
を考えています。 尚、敵状視察のみを目的とされた方にはなるべく御遠慮願いたいと思います。 参加を希望される方は上記リンク先をご参照ください。
非常によく書けている記事。 私もこうしたベンダー・ロックイン問題に悩んでやって来られるお客さんを何人も目にしてきました。 しかし、いくらこういう記事を読んでも、 実際に我が身に降り掛かるまで、対岸の火事とでも言いましょうか、 なかなか具体的な危機感に結び付かないという人が大部分でしょう。 SF作家のポール・アンダースンは「サム・ホール」という作品の中で、 登場人物の姿をかりて、このように述べておられます。
人々は、自由を失ってみて初めて、そのありがたさを知るものだ。 いつでも、人々は生得の権利を喜んで売り渡そうとしている。 それとも、単に十分思考の訓練を積んでいないために、 煽動の言葉の裏にひそむものを見通せないというだけのことだろうか? 目先の願望の究極的な結果を、充分認識できないというだけのことだろうか?