ガンガン行きます。
ヒートアイランド完全娯楽タイプ。 内容はないけど、面白い。 アクション映画を観ているときと同じ感じ。
午前三時のルースターベトナムの雰囲気は結構うまく表現できているっぽい。 けど、ちょっと話が御都合主義かなあ。 垣根涼介の作品はどれも、内容があろうがなかろうが、 それなりに楽しめるので、気楽に読みたい時に向いている、という気がします。
黄金の島〈上〉偶然にこちらもベトナムが舞台。 でもやはり作者によって随分ノリが違います。 真保裕一には珍しく、この作品は割とすかっとする内容に仕上がってます。 悪くない。
ダイスをころがせ!〈上〉一言でいうと、選挙に出る話。 こんな、いかにも味気なさそうなネタを読ませる小説にした彼の力は凄い。 しかしー、何か内容が幼稚すぎやしません?
リプレイすごい有名作らしいですが、 読んだことがなかったので、読みました。 「人生やり直しもの」で古くからあるテーマではありますが、 人生やり直しがいつまで続くのかも分からない状態、 そんな中で毎回違う人生を試みて、 その度に何かを発見していく。 そういう物語を巧みに作り上げています。 十分読む価値あり。
スキップ時間ネタの続きって感じもしますが、 こっちは北村薫。 いきなり女子高生が中年になります。
確かに主人公が、周りの人間が、きれいすぎる。 人間的に清らかすぎる。 しかしネタがネタだけに、 これぐらいじゃないと辛すぎるのかも。 結構よかったです。 前向きなところがよい。
ターン再び、北村薫。 こっちは同じ日の繰り返し。 これまた、きれいすぎる。 何か逆に気持ち悪い。 子供っぽいファンタジーだな。
つまんなかったので、「リセット」は読まず。
空飛ぶ馬心機一転、同じ北村薫でも、日常生活の推理の方へ。 これはデビュー作だったかな?
うん、まあまあ。 これも「そうとも考えられる」系なんで、 私なら本格には分類しないな。
夜の蝉「空飛ぶ馬」の続編。 あいかわらず、主人公があまりに潔癖で、 好きになれない。 内容はまあまあ。 飽きたので、この辺で北村薫の作品を読むのは停止。
天国への階段長い。 推理小説仕立てではあるけど、 それは焦点では全くない。 むしろ血の絆や変わることのない思い出が主題。 この小説は何が正義であるとか、悪であるとか、 そういうことは一切問題にしていない。 いいことも悪いこともやっていく中で、 それを自分がどのように受け止め、 どのように行動するか、 人間の生き方を考えさせる作品です。
うーむ、これでもまだ全然追い付きません。 後日また書こう。